- CBDをTHCに変えることはできるの?
- THCを試してみたい。
- CBDはあまり効果を感じられなかった。
あなたは今、こんなことを考えていませんか?
結論から言うと、CBDをTHCに変えることは可能です。しかし、当サイトでは、CBDをTHCに変えることをお勧めしません。なぜなら、CBDをTHCに変えることは法律違反だからです。また、CBDをTHCに変えるためには硫酸などの薬品が必要で、危険が伴います。
ただ、どうしてもTHCを試してみたい方は、代替案を紹介しています。詳しくは「THCを試したい方はCBNがおすすめ」の章をご覧ください。
この記事を読むことで、以下の3つを理解できます。
以上の3つについて、理解を深められます。ぜひご覧ください。
では、解説していきます。
CBDをTHCに変えることは可能|ただし、「THC」は違法成分
先ほども解説した通り、CBDをTHCに変えることは可能です。CBDをTHCに変えられるという事実は、海外の論文でも発表されています。
塩酸、硫酸、p-トルエンスルホン酸などの強酸で処理すると、CBDが向精神薬であるΔ9-THCおよびΔ8-THCに変換されることは、多くの論文で疑いなく証明されている。
引用:日本臨床カンナビノイド学会
実際に、CBDをTHCに変化させる方法が、アメリカのウィスコンシン州のextraktLABという会社のYoutubeに投稿されています。
上記のYouTubeによると、以下の順番でCBDをTHCに変えることができます。
しかし、当サイトでは、自らの手でCBDをTHCに変えることをおすすめしません。
おすすめしない理由は以下の2つです。
おすすめしない理由の1つ目は、「硫酸などの薬品が必要で、危険だから」です。
CBDをTHCに変えるためには、硫酸などの強酸が必要です。硫酸は、皮膚についたものを放置すると火傷をする可能性があり、取扱いに注意が必要な薬品です。硫酸のような薬品を専門的な知識を持たずに扱うことは非常に危険です。
仮に、硫酸などを用いて、CBDをTHCに変えることができたとしても、硫酸が残っている可能性も否定できないため、摂取することは非常に危険です。
上記のように、薬品を用いてCBDをTHCに変えることは危険であるため、おすすめしません。
おすすめしない理由の2つ目は、「化学合成されたTHCを製造・所持することは法律違反だから」です。
化学合成されたTHCを製造・所持することは免許を持たない限り、「麻薬及び向精神薬取締法」に違反します。たとえ、国内では合法のCBDから作られたTHCであるとしても、違法な成分を製造・所持していることには変わりありません。
当サイトは、違法成分を製造・所持することを絶対におすすめしません。どうしてもTHCを使いたいという方は、この後の章で紹介する、「THCを試したい方はCBNがおすすめ」をご覧になってくださいね。
上記2つが、CBDをTHCに変えることをおすすめしない理由です。
上記の論文の抜粋は、試験管内(in vitro)でCBDをTHCに変えることができるというものです。では、CBDを摂取した後に、生体内(in vivo)でCBDがTHCに変わることはあるのでしょうか。次の章で解説していきます。
CBDが胃の中でTHCに変化する?
世間では、CBDが胃の中でTHCに変化するという噂があります。この噂は「胃の中でCBDがTHCに変化する」という記述が、論文内でされたことが原因であると考えられます。
しかし、「CBDが体内でTHCに変化する可能性は低い」といえます。なぜなら、論文内の「CBDがTHCに変化した」という事実は、胃の中で起こったことではないからです。
論文をよく読むと、実際は、CBDを硫酸とメチルアルコールに溶解することで、THCに変化したという内容であり、体内での変化を証明するというものではありませんでした。
実際に、CBDが体内でTHCに変わる可能性は低いという発表もされています。
ヒトのいずれの研究においても,CBDの経口投与後にΔ9-THC及びその代謝物のいずれも検出されなかった。(中略)発表されたデータのほとんどは,CBD製品の経口摂取により,CBDが薬理作用の閾値を超える量のΔ9-THCに変換される可能性は,ヒトの生体内ではあまり高くないという結論を支持している。
引用:日本臨床カンナビノイド学会
上記のように、CBDが体内でTHCに変化するという主張は、信憑性が低く、現在のところ可能性は低いです。
これまでの解説で、CBDをTHCに変えることは、「試験管内では可能だが、危険かつ違法」ということを解説しました。
しかし、THCを試してみたいと考える方もいるはず。もちろん、日本国内で大麻を所持することは違法です。しかし、日本国内で合法でTHCに似た作用を持つ成分があります。次の章で解説していきます。
THCを試したい方はCBNがおすすめ
THCを試したい方におすすめな成分は、「CBN」です。CBNとは、大麻に含まれる成分の1つで、日本国内で合法で、実際にCBN製品の販売もされています。THCを試したい人にCBNがおすすめな理由は以下の2つです。
CBNをおすすめする理由の1つ目は、「違法性・危険性が低い植物性カンナビノイドだから」です。
CBNは、CBDやTHCと同様に、大麻に含まれる「植物性カンナビノイド」です。日本国内でも、CBDオイルに含まれていたり、CBNがメインとなる製品も販売されています。
植物性カンナビノイドの他には、「合成カンナビノイド」とよばれるカンナビノイドが存在します。
「合成カンナビノイド」とは、THCに似た人工の薬物です。THCよりも効き目が強く、THCとは別物の危険ドラッグとして出回っているものもあります。
記憶に新しいものでは、HHCという成分が合成カンナビノイドにあたります。HHCも、THCに似た作用を体感できると言われ、ネットでは盛んに売買されていました。しかし、違法薬物に指定され、規制の対象になりました。
また、合成カンナビノイドを製造する業者の製造工程などを知ることは困難で、どのような成分が含まれているのかわからないこともあり、安全性にも疑問があります。
THCを試してみたいと考えている方であれば、「よりTHCの効果に近いものを試したい」と考えるのは当たり前のことです。しかし、規制される可能性、安全性に疑問が残る製品を試すことはおすすめできません。
対してCBNは、「植物性カンナビノイド」で、合成カンナビノイドのような危険性は少ないです。また、日本国内において大麻の成分で規制されているのは、THCのみで、CBNは、合法です。自身の身を守るためにも、合成カンナビノイドを選ぶのではなく、大麻由来のCBNを選ぶことをおすすめします。
CBNをおすすめする理由2つ目は、「CBNはTHCが分解された成分だから」です。
CBNは、THCが熱・光・酸素の働きによって分解された成分です。CBNには、THCよりも効果は弱いものの(4分の1程度)、マイルドな精神作用があると言われており、THCを摂取した時に似た感覚を味わうことができると言われています。
また、THCと同じ受容体(CB1受容体)に作用することからも、マイルドな精神作用をもたらすと言われています。
実際に、海外の記事では、CBNがマイルドな精神作用を持つという意見があります。
CBNは、THCが弱くなったバージョンとして知られており、(中略)THCの25%程の効果を持ち、マイルドな化学物質です。CBDとは異なり、全く精神作用がないわけではありません。摂取量を増やすと、マイルドな精神作用をもたらします。
WebMD(本文を当サイトにて翻訳)
上記のように、CBNはTHCが分解された成分であり、マイルドではあるものの、精神作用があります。少しでも、THCの効果を味わいたいと考える方は、一度試してみることをおすすめします。
上記2つがCBNをおすすめする理由です。
THCを使用したいという気持ちはわからなくもないですが、日本国内では違法となります。THCに似た成分であるCBNをぜひ手にとってみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最後に、記事のまとめを解説していきます。
CBDをTHCに変えることは、可能であると解説しました。しかし、次の2つの理由から、当サイトでは自分でCBDをTHCに変えることをおすすめしません。
CBDを摂取すると、体内でTHCに変わるとの主張がありましたが、信憑性が低く、THCに変わる可能性は低いことを解説しました。
THCを試したい人には、CBNを試してみることをおすすめしました。CBNがおすすめな理由は以下の2つでした。
以上が、記事のまとめです。
この記事が、CBDやTHCに興味を持った方にとって、少しでも参考になれば幸いです。